2013年5月25日土曜日

背骨とからだのはなし(4)

腰痛などを感じるとすぐにコルセットをつける人がいます。

背骨や骨盤などを固定して安定性を保つ コルセットは使用方法が結構難しいです 。
まず、つけ方。特に腰椎や骨盤でのつ け方が間違っている人がが非常に多 い。次に一度使用すると腰は安定して痛 みは和らぐのでコルセットをはずせなく なってしまう。心理的に依存してしまう んですね。

もう1つはコルセットは筋肉活動を抑制し ます。これが長期間続くと筋肉は発揮張 力を低下させます。どのくらい低下する かというと1週間筋肉を休めるとしたらも とある張力の9%低下するといわれてい ます。この低下分を取り戻すには約1ヶ月 のトレーニングを要します。患者さんへ の説明不足で長期使用を当たり前のよう に使用している患者さんも多いです。

これは長期間コルセットをつけるように 支持した医師側に問題があります。きち んとした説明を受けていない人が多いですな~。

薪割りは広背筋や上腕三頭筋のトレーニングに最適です。最近こればっかりです!

2013年5月5日日曜日

 School of Kayak in 知内浜(ボディーコントロール編)


 5月11日(土)グランストリーム特別企画

 「School of Kayak in 知内浜(ボディーコントロール編) 」を開催します。
フォールディングカヤック、リジットカヤック、ダブルパドル、シングルパドルを問わず、
全カヤックユーザーが対象です。

場所:マキノ知内浜キャンプ場
開催日:5月11日(土)
時間:10時〜16時(12時〜13時は、昼休憩)
お申し込み:電話、メールにて要事前予約。
参加費:10,000円/税込み(当店でカヤックをお買い上げの方は5,000円/税込み)
*車でご来場の場合は別途駐車場代が1000円かかります
持ち物:カヤック装備一式

                                

                               お問い合わせはグランストリーム まで。













背骨とからだのはなし(3)

運動不足病(hypokinetic disease)は先進国の現代病です。
「動かなすぎ」のことです。

昭和24年(1949)にイギリスで興味深い研究が行われました。
当時ロンドンでは2階建てのバスが走ってましたが、そのバスの運転手と車掌とでは
狭心症や心筋梗塞などといった虚血性心疾患にかかる率に差があることがわかりました。
その説明は、運転手は座ったままだが車掌は1階と2階の間を昇り降りして体を動かして
いるからというものです。

また同じような研究がアメリカ・ロスの港湾で働く労働者と事務職を対象として
行われ、事務職の方が虚血性心疾患が多いという結果だったのです。
この2つの研究は、運動と疾患の関係を明らかにした先駆的な研究結果です。

当時の日本は戦後復興の中、多くは肉体労働従事者でしたが
現在は精神労働の割合が増え、体を動かす習慣が激減しています。
また、身体フィットネスレベルが低い者は虚血性心疾患だけに限らず
潰瘍・糖尿病・高血圧なども含んでいてさらに情緒が不安定に陥るという
報告もあります。

運動不足病は肉体面のみならず精神面にも影響を及ぼしてる。
これは由々しき事態です。

スポーツをする。楽しくする。これが大事です。