2017年8月3日木曜日

円形脱毛症

過去の診療で何度かお見かけした円形脱毛症。この症状はいろいろなパターンがあるようだが、今まであまり関心がなく「精神的にツライんだろうな」としか考えていなかった。だがなんと自分自身が円形脱毛症になってしまいました。
左後頭部に100円玉と500円玉の中間ほどの脱毛部分が出来ている。もともと若ハゲで頭髪は薄く坊主頭にしていたのであまり目立つこともなく、怪我をしていると思っている人もいるくらいであまり気にならないのだが(円形ハゲが出来た当初はものすごく気にしていたのだ)明らかに丸く禿げている。実際数ヶ月前に強い精神的・肉体的ストレスを感じていたので「ストレス禿げ?俺がストレス?」と従来の円形ハゲストレス説を何も疑うことなしに考えていた。
妻に見てもらっても「もともとハゲだし大丈夫だよ。そのうち生えるよ。」と全く関心がない。あ〜これだ。私もこの感覚だった。円形脱毛症の患者さんは結構悩んでいたのでしょう。施術士として関心を持たないのは良くないと思いいろいろと調べてみた。

日本皮膚学会円形脱毛症ガイドライン2010というのがある。これに則って円形脱毛症を見てみると、意外や意外、ストレス説は今はあまり推奨されておらず現在はアレルギー説が一般的になっているということ。

アレルギー説? アレルギーで円形脱毛症?

ものすごく要約すると元々アレルギー体質の人がなりやすいらしい。その他、肉体的・精神的ストレスも関わっている。それにより免疫機能が異常をきたし、毛根を攻撃してしまい円形脱毛症が発症してしまう。
というわけで円形脱毛症の患者には「ステロイド局注」や「局所免疫法」が治療の第一選択となる。ステロイドは炎症を抑えたり、免疫機能を抑制する効果がある。これを脱毛部分に直接注射する。これが「ステロイド局注」だ。「局所免疫法」は頭皮の脱毛部分に特殊な薬品を塗布し、わざとかぶれを引き起こす治療法でこの軽いかぶれを繰り返し発生させる事で免疫機能を正常化させる。ここまでは皮膚科の領域。

なるほど。勉強になる。この考え方でいくと「局所免疫法」をお灸でできる。患部にお灸を据えわざとかぶれを引き起こし免疫機能を正常化する。アトピーなどの皮膚アレルギーの症状を抑えるやり方と同じだ。もちろん脊椎の不都合な配列も正常にする必要がある。
という事でお灸による局所療法とカイロプラクティックによる脊椎療法で円形脱毛症が改善するかを自身の体で実験中です。
ちなみに私は昆虫アレルギーです。昆虫のたくさん出る山の麓に住んでるのでアレルギー反応は当然かもしれません。

円形脱毛症は人口の0.1~0.2%発症するという。かなりの数の人が悩んでいるだろう。ほとんどの人は脱毛部分を毛髪で隠しているようだ。現在では円形脱毛症は精神的なものだけでなくアレルギー反応の一つとされている。このような人たちに私たち代替医療者が何かできれば幸いである。


カイロプラクティック・鍼灸 たかはら整体所